カスタマー平均評価: 4
わかりやすさ!! 著者の本は4冊目だが、一番よかった。
とにかく分かりやすい。
利益UPの方法が、21章にまとめられる。
ドラッガーの理論やJ・ウェルチの経営論などが、トレーシー流にまとめられていて、理解しやすい。
印象にあるのは、冒頭にある、前社長であった亡き夫に代わり、社長になった奥さんの話です。 基本スタイルは、「何がうまくいっているの?」、「何がうまくいってないの?」。これを指針に、大きな建設会社を切り盛りしているという挿話。
本書は、頭が混乱したときに基本にもどるために読むと良い。
基本の中に大きなヒントが得られる。
そういう本です。
すぐ使える 本書では、強い企業で採用されてきたさまざまな手法を紹介しています。その中からいくつかご紹介します。 本書の第1章は「今いるところから始める」です。ここでは現状認識がたいせつだといっています。現状を誠実にありのままに把握するために7つの問いが用意されています。 1.会社で今、絶好調なのは何か?あなたを最も幸福にしているのは? 2.会社で今、うまくいっていないのは何か?イライラと欲求不満を引き起こす原因となっているのは? 3.いちばん大切な製品、市場はどれか?利益の最大の柱となっているのは? 4.いちばん大切な人材はだれか?利益の大部分を稼ぎ出しているのは? 5.あなたならではの才能、スキルは何か?あなたの成功に最も貢献してくれているのは? 6.市場で今生じている主要な変化とは何か?それに対応するため、どんな手を打つべきか? 7.人材、顧客、市場、製品、サービス、そして自分自身に関して、あなたの前提のかなめになっているのは?もしそれがまちがっていたら?そのときどうする? 以上の問いに答えることで現状を把握して対策をとるわけです。たとえば、1のうまくいっているところは伸ばす、2のそうではないところは廃止する、などです。 第4章では「何が望みかはっきりさせる」ということでGOSPAを紹介しています。 GOSPA ・G(goalゴール):最終的に成し遂げたい結果はなにか?最終目標。 ・O(objective目標):ゴールを達成するまでの道しるべとなるいくつかの中間目標 ・S(strategy戦略):中間目標を達成するための戦略 ・P(plan計画):戦略達成のための細かい具体的な計画 ・A(action行動):プランを実行すること。 ゴスパ、ようするに大きな目標をたて、それを日常レベルの行動に落とし込めということです。 数字の話が出てこないのが私にはよかった。 セールスとマーケティングの視点から利益の上昇について、書かれています。 小難しい数字がないのが、文系の私にはよかった。 まとめれば、「売れている商品に力を注げ。」ということでしょうか。 結局、セールスのパワーが会社の利益を左右するということ。 で、意識を持って仕事に取り組みます。 個人的には「プロフィット」より理解できました。 カエルを食べてから 「カエルを食べてしまえ!」を読んで著者に興味が出て読んでみた。 「カエル〜」という物事の段取り段階から、企業の具体的な改善法が 本書には21通りの方法がわかりやすく書かれている。 まとめてみると 現状分析 市場調査 再構築、目標設定 改善 などの方法論。改善法。 何が悪いのかわからないが、利益が上がらないとお悩みの 企業、部署の方はこっそりと読んで見てください。何かの ヒントにはなると思います。 ドラッカー的な考え方が好きですが...。 ピーター・F・ドラッカーの影響を、多分に受けているのが良く分かります。 私もドラッカーにはかなり共感する部分があるのですが、やはりどちらかというと「哲学書」的な面も強いため、中々実践には落とし込みづらい所があります。(その基本的な考え方や見方を良く理解し、各自で考えるのが重要だとも思いますが) で、この本は、そんなドラッカー的なものの見方を実践レベルに落とし込んでいて、良いと思います。 が、ちょっと物足りなさを感じるのは何故でしょうか?
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