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読み応えのある論文集でした
IT技術で競争優位を築くには・・・ をテーマにした論文集です。 ３０編強の論文が掲載されています。 背景となる資源論ベースの経営戦略の説明、 資源論ベースの視点から見る「ITによる競争優位の構築」、 ネットビジネスでの優位性を築く手法、 モジュール化の話、SCM、CRMで競争優位を気付けるのか、 等の論文です。 加えて、方法論、情報システムの内製・外製の話等、 テクニカルな面を除いたほとんど全ての分野 の話題が入っているという感じです。 分量的には、タイトルどおり、戦略に関する論文が 多かったです。 一つ、一つは短いですが、なかなか骨のある論文ばかりです。 テーマが多岐にわたり豊富なこともあり、考えさせられる ことが多かったです。 専門性も結構高いかな、、という印象なので、 ある程度この分野を知っていないと、読むのがシンドイかな、、 という印象です。
オリジナリティにあふれる視点
ネットビジネス戦略に関する、どこまでが堅固な理論でどこからが個人の感想文だか境目がないようなあいまいな言説が飛び交っていて、このテーマの本ではあまり当たりがないものなのだが...本書は全く違います。 特に根来教授の論文...これまで流布している安易なパースペクティブもどきとは違った、オリジナルな視点があふれています。ネットビジネスの戦略を多角的に考えるときに大変参考になります。
数多くの論客の意見を、一気にまとめて読めました
エグゼクティブフォーラムの過去２年間の活動および研究報告とのことで、一線の論客が勢揃い。テーマ別に根来教授が取りまとめをされているので、読みやすく論点が明快。現代の経営課題を包括的に理解というかまとめたい人に、とても効率の良いお得な一冊と思いました。
オムニバス形式で，IT経営戦略に関わるビジネスモデルのあり方を考える一冊
　早稲田大学 IT 戦略研究所の活動報告として，その情報発信機能であるEL (Executive Leaders) Forum の講演内容のまとめと一部書き下ろしである．従って，執筆者はそこでの講演者，並びに早稲田大学大学院商学研究科の講師陣（非常勤含む）である．内容は各項目毎に簡潔にまとめられており読みやすいところはあるが，個々の内容は表面的な議論に留まるとも言える．ただ，IT 経営戦略をベースとした『ビジネスモデルのあり方』とはこういう考え方があるのか，という事を短期に知るためには便利な一冊であり，入門編ビジネス書（実務家向け）としてはお薦めできる．
　但し，あまりにも広範囲な議論が展開されているので，逆に何が論点かが分かりにくくなることもあり，掘り下げた勉強がしたい場合には，個々の執筆者が書いている専門書を読み進めることが望ましい．本書では，さらに学びたい人のために単元毎の推薦書が記載されている．筆者から読者への心遣いが感じられる．

　別談，早稲田大学大学院商学研究科（MBA コース）に於いても，これに近いところで研究・教育が進められていると言うことで，是非読んで頂きたいと思います．通勤学習の一冊として，値段もお手頃ですし．．．

新米店長には参考になる部分もあり
実際に携帯電話店の店長に就任した時に読んでおいて損はないと
思います。他の方のレビューのように、確かに内容は古臭い。

しかし、店長の仕事。という部分に関しては、結構レベルの切り分け
がされており、新米店長が何をやるべきだと認識する目安にはなる。

実際に各キャリアの成功店が紹介されており、各店の取り組みや
成功した秘訣のような物も具体的に記載されている。

ただし、この定価はちょっと高すぎると思う。

携帯電話業界に新しく入った方、また店長職（携帯電話事業に関わらず）に新しく就いた方には色々と参考になるかとは思います。
新事実と言いますが
コンサルの世界では５年前はやったテーマです。
ITは遅れているからいまからということなのでしょうが，本屋さんで堂々と新事実と言われると，おいおいと感じてしまいます。
話題が古すぎます
　ITバブルがはじけて通信会社が・・・という10年前のテーマ。
　今は棲み分けができており，それほど加熱した競争はしていません。ムリに新規客を取る時代ではないのです。そういう意味ではすでに製品の機能やサービスの争いの時代です。店長がセールスで争っていると考えるのは時代錯誤です。