カスタマー平均評価: 3
評価が二つにわかれてますな 第一部の基礎編は、定量分析や統計の概説であり、ざっと内容を振り返る分には有用。モンテカルロシュミレーションがスカスカな説明なのは確か。第三部のケーススタディも、おさらいの読み物としては良。第二部の指標編も、財務指標以外の事柄を幅広く選んでいるところは評価できるのでは?その分財務指標はちょっと手薄だけど。
グロービスにしては・・・。 他の本をおすすめします。 ☆2個最初に私がグロービスの書籍を何冊も持っているという事実を述べておく必要があると思う。 「マネジメント・ブック」は常に手元においておく参考書として非常に有用であるし、「アカウンティング」は経営者としての観点からの説明がわかりやすかったし、「ファイナンス」も当時目新しかった理論を素人でもわかるように説明してくれた。 いずれも高い価格ながら、それに見合った本としての満足感を感じつつ、手元に置いている。 しかし・・・ この「定量分析」は全くいただけない。 いろいろな指数を寄せ集めて見せただけで、本当に定量分析が理解できるとは思えない。 定量分析を学びたい方には、他の教科書をおすすめし、グロービスには大幅改定を期待したい。
統計とKPIの入門〜中級書としてお奨めできます 構成は、定量分析として主に統計手法の入門者〜初歩の中級者向けのレベル、指標編としてビジネス評価・外部環境指標・財務指標が提供され、巻末にケーススタディとして開始時の事業評価やマーケティング評価、開業後の簡単な経営分析が例示されているので、入門者にとって理解を促進し比較的実務面での擬似体験をすることが出来ると評価した。経験者が定量分析を用いた経営意思決定を行う際に復習を兼ねて確認する場合、入門者が自己研鑽や勉強会に利用する場合、管理会計のKPIの参考にする等、利用範囲は広いと思われる。
ジェネラルな人には・・広く定量分析のインデックスとして使えそう。 インデックスというか、目次というか。 -ジェネラルな企画・戦略ということがミッションである。 -日ごろ、定量分析にどっぷり漬かっている、いやになるほどこんなことばかりをしている・・・わけではない。 -時おり、気になったり、あるいは、どういうものかということを思い出して、詳しい人に、「これ、お願いね」とお願いする。 そのような、定量分析に漬からないが時おり思い起こさなければならない、そのようなタイプの人には程よく広く手がかりが示されていてちょうど良いような気がします。
定量分析の鍵は定量分析ツールの外にある これまでのこのシリーズの中でも冒険作だと思う。 タイトルから想像されるような、さまざまな分析ツールがこれでもかとばかりに出てきて、それに解説がつくという本ではない。紹介される分析ツールは基礎的なものだ。本書の主張は、定量分析における数字いじりの比重は高くない、四則演算とエクセルのちょっとしたツールで十分で、良い分析の鍵は数字いじりの前後、たとえば前提の置き方や説明責任の果たし方にあるというものだ。自分のまわりの「分析屋さん」に読ませてあげたい。 したがって、分析ツールマニアや分析至上主義者には物足りないかもしれないが、コンジョイント分析やモンテカルロシミュレーションなどを実際に仕事で使う機会はないであろう、世の中の大多数を占めるビジネスパーソンには非常に示唆に富む内容と思われる。 もっとも、個人的には、さまざまな分析ツールをもっとよく知りたいとの思いもあり、パート2の予定があるならばそれに挑戦していただきたい。
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