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ソルバーの世界に入るために
エクセルのソルバーは標準的な数理計画問題を解いてくれるツールである。この本は数理計画や最適化について本格的な知識がなくても読めるし、具体的な問題をソルバーで解きながら数理計画法の楽しさとすごさに引き込まれていく。自分の仕事に応用できる人は、この本の次にやや専門的な本を読めばいいだろう。私も学生時代に線形計画法などの数理計画法の基礎を勉強したことがあったが、この本の最短距離問題の章を読んで、「こんな問題も解けるんだな」、と感心した。ナップザック問題（たとえば、限られた容量の制約の下で、最大の収益を得る複数のプロジェクトの組合せを選ぶ、という形式の問題）も非常に実用性が高い。数式は多少あるが、数学が苦手な人も読めるだろう。
企画・マーケティング担当だけではもったいない！
数理計画法に予備知識のない私のような文系プログラマーでも、ソルバーを用いて、ソフトウェアの品質安定時期を予測することが比較的簡単に出来、効率性にかなり問題のあったバグとり作業がだいぶ計画を持って対処できるようになりました。エクセル（ソルバー機能）恐るべし！です。また専門書で一度脱落した私でも、わかりやく理解できるよう工夫された著書陣に感謝です。
普通のサラリーマンＯＲ
ＯＲの専門書の例題はあえて難しい線形計画問題を初歩の例題として採用している事が多いと感じており、定式化の段階ですでにあきらめてしまうことが多く、エクセルのソルバー以前の部分で躊躇していた。しかし、この本の例題にしても、操作説明にしても「明快」で、疑門であったデータシートの作り方も直感でよく分かる。
私のようなサラリーマンにはまさに良本である。
Excelで簡単にできます
この本を読んだら、Excelの使い方法はすぐできます。読め易いし、覚え易いです。あと、本の中のアシスタント・オジサンが超可愛くて、素敵です。
これであなたも解決人（ソルバー）
エクセル何に使っています？ピボットテーブル使っていますか、それなら次はソルバ、ゴールシークですね。
どちらも、ピボット同様エクセルの標準仕様（只）なんです。ソルバは"solver"と書きます。「解決する人」格好いいですね。
応用できるのは
１）最適化問題（生産計画、販売計画、ナップザック問題、最短経路問題）

２）シナリオ機能と併用して状況を変えてシュミレーションが可能
３）ソルバで回帰分析−ちょっと強引−
これ一冊あれば、１週間は知的に遊べます。エクセル・ワンランクアップの必須ツールです。