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[ 単行本 ]
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組織の“重さ”―日本的企業組織の再点検
・沼上 幹 ・加藤 俊彦 ・田中 一弘 ・島本 実 ・軽部 大
【日本経済新聞出版社】
発売日: 2007-08
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
Amazonポイント: 39 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,318円〜
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・沼上 幹 ・加藤 俊彦 ・田中 一弘 ・島本 実 ・軽部 大
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カスタマー平均評価: 5
メタボ組織のダイエット方法 本書は、ミドルマネジャーの相互作用を通じて実現される「創発戦略」という日本企業の強みが、最近は機能不全に陥っているという問題意識のもと、機能不全を引き起こす組織構造・組織特性を明らかにしようとしている。具体的には、創発戦略の創出と実行を妨げる相互作用プロセス・組織内調整の難しさを「組織の重さ」と定義し、それを促進する要因を抽出している。検証方法としては、花王など18社の107事業単位を対象に大規模質問票調査を実施し、統計分析している。
結論は、以下の4点である。第一に、軽い組織は有機的組織と機械的組織の共存が見られること。第二、軽い組織には、タスク志向かつ人間関係志向のリーダーがいること。第三に、上記リーダー行動は組織構造に依存する面もあるが、組織構造にかかわらず望ましいリーダー行動をとれること。第四に、組織リーダーとメンバーとの認識ギャップを埋めるには、本社スタッフの役割が重要であること。
本書の貢献は、第一に、組織の重さという概念を提示したこと。第二に、大規模な質問票調査から結論を示していることである。今後、調査が継続されて、時間的推移が分析されると、その価値は増すであろう。
一方、課題としては、結論から導き出せる示唆が乏しいことである。従業員の平均年齢が上がったり、創業からの年数が高いと組織は重くなるため、その改善はなかなか難しそうだ。
本書は、研究者向けである。実務家が読む場合は、1・2・9・終章を読み、その他の章は興味のあるところだけ読めばいいだろう。 実証の〈重み〉が感じられます。 経営に関する本では、
経営者・コンサルタントの著作であればまだしも、
アカデミックな研究書であっても、
恣意的で少数の事例からの帰納か、実証のない「べきである」でまとめられているものが多い。
その中にあって、丹念なデータ分析に基づいた本書は稀有な存在である。
日本の企業という身近にある観察対象をじっくりと見つめなおし、
ブームやプロパガンダではない、きちんとした研究成果として評価できる。
日本企業の経営実態は、
80年代後半に、相対的なパフォーマンスの良さから、
世界をリードする“日本的経営”と礼賛され、
バブル崩壊とともに、諸悪の根源にまで貶められた。
この10年、多くのコンサルタントや経営学者が
その良し悪しを真摯な姿勢で見つめもせずに、あれこれしなければならないと説いてきた。
そして、そのほとんどは、「アメリカでは、こうしている」という、
なんとも寂しい話ばかりであった。
本書は継続的に行われるプロジェクトの第一弾としての成果物であり、
今後の分析研究が期待される。 無益とは思わないが・・・ NHKの番組に「海外安全情報」というのがある。
その内容は危険に関する情報ばかりなのに、
なぜ「海外危険情報」ではないのか。
それと同じ理由で、本書の題目は
『組織の<軽さ>』とするべきか。
管理の本質は、剛柔のバランスであり、
また、公式・非公式な関係の共存でもある。
(本書でもそう述べられている)
であるなら、軽重のバランス、
あるいはそのダイナミクスを解明する必要がある。
質問票による測定に意味がないとは思わないが、
短期・中期・長期の財務データ、
失敗作を含む全商品のリスト、
経営陣の履歴と具体的な相互の人的関係、
流入・流出した従業員・役員の追跡、
これらの客観データだけからでも、
軽重を分析・評価できるのではないか。
(山本七平『日本人と組織』「索引化」を参照)
本書に関してもっとも大切な点は、
「組織」の定義がどこにも示されてないことである。
それなしに、軽重を分析する意味があるのか。 組織の通信簿 本書の冒頭における、実証的組織論研究の停滞についての整理は非常に重要であると思う。アメリカ流の経営戦略論の日本への導入が進み定着し、経営戦略論から技術経営論へと進んでいく一方で、地道な組織特性、組織の具体的様相を研究することがおろそかにされていく様がサーベイされている。このところの組織論というと、ゲーム理論、契約・情報の経済学を使った、新制度派経済学的研究ばかりが目に付いた。
しかし、藤本隆宏教授のアーキテクチャ論が生産現場の実態を分析する視点として定着しつつあるなか、組織論においても実証化の波が来そうな気配。
このような研究にキチンと資金が配分されると、この国の企業統治、組織統治の度合いを測る適切な「通信簿」への道が開かれるのではないかと思われるのです。
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人事労務の法律と実務―こんなことが知りたかった
・石嵜 信憲
【厚有出版】
発売日: 2008-11-10
参考価格: 3,045 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,305円〜
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・石嵜 信憲
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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CFO 最高財務責任者の新しい役割 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)
・ジェレミー・ホープ
【ファーストプレス】
発売日: 2007-05-18
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
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( 在庫あり。 )
中古価格: 3,300円〜
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・ジェレミー・ホープ
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カスタマー平均評価: 4.5
鮮やかに予算管理の問題点を斬る!でもタイトルが不適切 他のレビューアーの方と同様、経理・財務部門のあり方について大きな提言の書と思います。特に、伝統的な大企業の経理・財務の仕事の問題点を、あざやかに指摘していると感じました。それがあまり売れてないのは、個人的にはタイトルに問題ありではと感じます。これはCFOだけが読む本ではなく、経理・財務部門の管理者、担当者の全員が考えるべき問題と感じました。 なぜ発売直後の初動の売上が悪いのか疑問。 価格が高いからなのかなぜか売れていない本だが、内容はかなり高度。原書は米アマゾンでも高評価となっている。
財務関係者(特に、近年シェアードサービスセンターとして経理や財務部門の分社化の作業に関わった人たち)としては内容整理になる。ビジネススクールで習うファイナンス業務の内容の補完にもなる(特に財務計画のローリング)。
トヨタ生産方式(リーン)の概念がそこまで財務業務に効果的かどうかは少し疑問だが、いずれにせよ、もっと読まれていい本であることは間違いない。 財務の仕事をしている人全般にお奨め 管理会計・制度会計・予算管理・内部統制等CFOの役割の切り口はいろいろあると思いますが、本書は財務部門の変革という視点から、「権限委譲」「数値分析」「経営管理」といった切り口で従来のCFOの役割を変えていくことを創造的に提案しています。最近流行の予算不要論の前提に立ち経営資源の配分のあり方を説いた章などは、私たちが普段当たり前としている予算策定?予算管理プロセスを根本から見直す必要性を感じさせ、知的刺激に満ちていました。
CFOという肩書きを持つ人はもとより、会社の財務部門にいる人ならきっと得るものがある一冊だと思います。
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[ 単行本 ]
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CFOの実務―企業価値向上のための役割と実践
・あずさ監査法人 ・KPMG
【東洋経済新報社】
発売日: 2008-03
参考価格: 4,410 円(税込)
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Amazonポイント: 44 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,520円〜
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・あずさ監査法人 ・KPMG
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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最新実例 社内規程百科
【経営書院】
発売日: 2002-01
参考価格: 7,560 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,278円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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組織進化論―企業のライフサイクルを探る
・ハワード・E. オルドリッチ
【東洋経済新報社】
発売日: 2007-03
参考価格: 5,670 円(税込)
販売価格: 5,670 円(税込)
Amazonポイント: 56 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,280円〜
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・ハワード・E. オルドリッチ ・Howard E. Aldrich
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カスタマー平均評価: 2
読むのはきつい かなり読むのがきつい本だ。
まず、図表が少なく文字が多い。系統的に書こうとするあまり、読者の経験や現場への応用を感じられるところにたどり着く前に力尽きてしまう人が多いと思う。
翻訳もきつい原因になっている。読んでいて英語が浮かんでしまう。ちゃんと「日本語の文章」にして欲しい。
ただ、前半のたくさんの組織論の整理した部分は組織を論じる本の微妙な記述の違いを説明できる重要な情報だった。さらに、半ばの組織の変化を進化というプロセスになぞらえて行くところは面白いと感じられた。
でも、読むのはきつい本だ。
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[ 単行本 ]
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個の主体性尊重のマネジメント
・馬塲 杉夫
【白桃書房】
発売日: 2005-11
参考価格: 3,255 円(税込)
販売価格: 3,255 円(税込)
Amazonポイント: 32 pt
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・馬塲 杉夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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MBA全集〈9〉オペレーション
・IMDインターナショナル ・IMD International ・ペンシルバニア大学ウォートンスクール ・The Wharton School of the University of Pennsylvania ・ロンドンビジネススクール ・The London Business School
【ダイヤモンド社】
発売日: 2000-10
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,250円〜
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・IMDインターナショナル ・IMD International ・ペンシルバニア大学ウォートンスクール ・The Wharton School of the University of Pennsylvania ・ロンドンビジネススクール ・The London Business School
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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「情報」管理と人事・労務―Q&Aでみる個人情報保護・営業秘密管理・内部告発対策 その論点整理と実務対応 (スタッフアドバイザーライブラリ)
・渡邊 岳
【税務研究会出版局】
発売日: 2005-12
参考価格: 3,675 円(税込)
販売価格: 3,675 円(税込)
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( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 3,200円〜
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・渡邊 岳
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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人事スタッフのための職場のセクハラ防止マニュアル
【経営書院】
発売日: 1998-02
参考価格: 8,820 円(税込)
販売価格: 8,820 円(税込)
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( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 3,200円〜
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カスタマー平均評価: 0
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