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ように感じた。カリスマの不在にも理由はあるだろうけれど。
全体としてエキサイティングだったし、好奇心をそそる内容だったが、
中小企業においてすぐに活かせるか、というのは疑問。
著者がすぐに活かして欲しいと仰るのは最もだが、それは環境次第だろうと
思う。
事例研究こそが成功するブランディングへの唯一の道
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インタビュー本。ブランドの「考え方」や「体制」の事例に
この著者（会社）の過去の本と同様、この本も各社にインタビューして、まとめらしき内容を付けた本。安易といえば安易だが、日本ではあまりブランドの背景を知られていない１２の海外ブランド（特に、普段あまりブランディングの観点で語られないキャタピラーとか、モルガンスタンレーとか、フェデックスとか）に関して、果敢にインタビューを試みているのは、他にあまり日本でこの手の本が無いだけに、ブランドに関する別の事例を見るという意味では貴重。

インタビューが中心なので、ブランドの歴史とか、ブランドに対する考え方とか、ブランド・マネジメントの体制などがインタビューの中心で、インタビューの裏づけをとっているわけでもなく、決してひとつのブランドに関する情報量が豊富なわけでは???い。また、あまりはっきりした結論やブランディングの論理があるわけでもないので、あくまでも事例集または読み物として、ブランドの少し変わった事例やＢ２Ｂ向けの事例を探している人や、ブランドの「ウンチク」を語りたい人が、軽く読み流すのに最適。
日本人の著したブランド論としては秀逸
David A. Aakerさんの古典の翻訳にはとっつきにくくても日本語の語り口で独自の調査に基づく事実を淡々と述べるこの本は妙に説得力があり、知らず知らず引き込まれてしまいました。

どうこうするべき、みたいな著者の主観は本文には全く込められていないのですが、「はじめに」のところで”読書を知識として蓄積するだけでなく実践することをお勧めする。きっとそれは、ビジネスマンとしての成果を挙げるだけでなく、日本という国も良くするからだ。”という言葉に著者の意図が語られている気がします。

この本はまさにそのための本です。いくつか世界に誇るブランドを持ちながらその扱いに慣れない多数の日本のビジネスパーソンにぜひ読んでもらい、ともに日本を良くしていきたいものですね。
ブランドは国境を越えて
9・11に続くイラク戦争で、何かとイメージの芳しくない最近の米国だが、
そんなイメージなどどこ吹く風と威勢のいいのが、本書に収められた12の
企業・団体である。
その強さの秘密はたぶん
これらの米国企業が「米国」ということを超越して、
すべての顧客に対し、きめ細かなサービスや商品を提供するからだろう。

やる気があればこの本を教科書として、

「なんちゃってシックスシグマ」
「ひとりシックスシグマ」

をすることも可能だと思います。

ハーレー、ＮＢＡ、デル・コンピューター、コーニングなど、海外の事例ばかりではあるが、具体的な紹介が行われており興味深い。 本書は、様々な人が執筆した論文を集めているが、中でも�@ゲーム理論：ボーイングＶＳエアバスの「開発者のジレンマ」、�Aバイオジェン：研究開発ベンチャー成功の軌跡が、わかりやすく面白い。

思考の訓練に関しては、日常では役に立つかもしれない事かもしれませんが、私にはほとんどパズル要素が感じられず、面白みがありませんでした。用事のために、明日、明後日までにある程度の思考テクニックを手にしたい方には丁度いいかもしれないでしょうが、趣味でやるものではないでしょう。